メッセージをフィルタリングする厳密さを調整したり、メッセージ内で検索する内容を指定できます。また、ブロックする文字セットを選択することもできます。
メールフィルタリングの厳密さを調整するには、フィルタリングレベルを設定します。フィルタリングレベルには 5 つの段階があります。メッセージが正しく処理されていない場合にはレベルを変更できます。たとえば、迷惑メールがフィルタリングされていない場合 (非検知)、より厳密なレベルを設定できます。正規のメッセージが迷惑メールとしてマークされている場合 (誤検知)、より緩やかなレベルを設定できます。最も厳密なフィルタリングを行うには、レベルを「カスタム」に設定します。これにより、友人リストにある送信者から送信されたメールと指定されたサイズより大きいメールだけが受信トレイに届きます。一般に、迷惑メールは非常に小さいサイズです。それ以外はすべてフィルタリングされます。
迷惑メール対策では、迷惑メールの処理方法をカスタマイズできます。迷惑メールとフィッシング詐欺メールを迷惑メールフォルダーに移動したり、メッセージの件名に追加されるタグを変更できます。デフォルトでは、迷惑メールには SPAM というタグが、フィッシング詐欺メールには PHISH というタグが付きます。また、メッセージのサイズでメールをフィルタリングできます。通常、迷惑メールのサイズは小さいため、デフォルトでは 150 KB より小さいメッセージはフィルタリングされます。
迷惑メールのフィルタリングルールの更新頻度を指定できます。迷惑メールのフィルタリングルールは自動的に更新されるので、最新のルールでメールがフィルタリングされます。高速のネットワーク接続があれば、頻繁に更新したほうが良い結果が得られます。
迷惑メール対策は、迷惑メールの分析時に特定の文字セットを検索します。文字セットは特定の言語に対応し、文字、数字、特殊文字から構成されます。ギリシャ語の迷惑メールを受信したときに、ギリシャ語のメールを正規のメールと見なさない設定していると、ギリシャ語の文字セットを含むすべてのメッセージがフィルタリングされます。
メールを受信する言語の文字セットはフィルタリングしないでください。たとえば、イタリア語のメッセージをフィルタリングするときに、西ヨーロッパ語 (イタリア語は西ヨーロッパ語の文字セットを使用します) を選択すると、西ヨーロッパ語の文字セットを使用する英語などの言語のメッセージもフィルタリングされます。英語の正規のメールを受信すると、これらのメールも迷惑メールとしてフィルタリングされます。